道の活動 

 
旧国道201号線・(旧)仲哀隧道

 
 (旧)仲哀隧道は、現在の新仲哀トンネルが出来るまでは主要路として利用されていたトンネルです。
その仲哀隧道が出来る前は仲哀峠があったそうですが・・・。
仲哀隧道を経由する旧国道201号線のルートは福岡県田川郡香春町の国道201号線・新仲哀トンネルの手前を左折します。そして道なりに峠道を登って行き、仲哀隧道を抜けて福岡県京都郡勝山町へと抜けます。
旧道はトンネルのところまで行けるようになっていますが、肝心のトンネルの通行は出来ないようになっています。従って、取材はまず勝山町側のトンネル入口を取材した後で、一旦、新仲哀トンネルを通り、香春町側の旧国道の入口から峠道を登り香春町側のトンネル入口へと向かいます。
この仲哀隧道は文化財に指定されることになりました。このまま風化してしまうのではなく、文化財として大切に残されることになります。(附記)

 
▼まずは勝山町側から・・・
勝山町側の国道201号線・新仲哀トンネルの手前を右折し、その先で旧国道と合流します。そして峠道を登って行きます。
峠道を登って行くと、仲哀公園となります。現在はこの公園へのアクセス路となっているようで、道路自体も舗装をし直したようでした。公園の手前で「通行止めのお知らせ」が掲げてありました。
仲哀公園は丁度桜の季節。公園に植えられている桜が奇麗でした。ただ、生憎の天気で花見をしている人達は殆どおらず・・・と思ったらバーベキューを準備しているグループを見つけました。何だか良さげな感じ。
公園を越えて更に登って行ったところに勝山町側の仲哀隧道の入口が現れます。トンネルの手前に通行出来ない旨の警告板があります。トンネル入口の道はコンクリートで固められ、更にその上にガードレールでバリケードが築かれておりました。トンネルの中は入口からちょっと入ったところが素堀りのような状態であり、トンネル維持をされていない現在ではトンネル内で崩落が起きているようでした。トンネルの向こうの光が・・・トンネルの向こうはどうなっているんだろう?

 
▼トンネルの向こうは香春町・・・
というわけで、勝山町側でトンネルを眺めているとトンネルの向こうが気になったので、香春町側のトンネルの入口にも行ってきました。
まずは国道201号線・新仲哀トンネルの手前に旧国道の入口。入口の道には「通り抜けできません」という警告板がありました。そのまま峠道を登り香春町側の仲哀隧道の入口に到着。こちらも最近道が奇麗に舗装された模様。
トンネルの入口には勝山町側と同様にコンクリート+ガードレールでバリケードが築かれておりました。以前はこちらの入口は入れるようになっていたそうですが、道が奇麗に舗装された頃に侵入できないようにしてしまったのでしょう・・・。
近くにあった標識を見ると、「仲哀公園0.4km←→呉バス停1.6km」とありますが、現在はこの場所から仲哀公園には行けません。(尤もバリケードを無理矢理越えてトンネルを通過すれば行けるのでしょうが・・・)

 
▼国道201号線・新仲哀トンネル
現在の国道201号線は新仲哀トンネルがあり、仲哀隧道よりも標高の低いところを通っています。トンネルの長さは1,220mであり、この辺のトンネルとしては長い部類に入ります。写真は香春町側の新仲哀トンネルの入口。撮影した場所から左折すると仲哀隧道への道となります。

 
本ページの記録
走行取材 1999/04/10
掲載   1999/04/13
附記   2000/09/13

 
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