道の活動 

 
旧国道265号線(軍谷峠)

 
 国道265号線は、宮崎県小林市から熊本県阿蘇郡阿蘇町を結ぶ道です。途中、宮崎県西諸県郡須木村には旧国道の軍谷峠があり、国道は軍谷峠の下にある新軍谷隧道を経由します。

今回は、この旧国道である軍谷峠を撮影しながら走行してみました。


 
◆須木小学校入口
国道265号線から離脱し、旧国道265号線へ。
途中に須木村立須木小学校の入口がありました。比較的古い建物は旧国道沿いにあるようですが、郵便局などの建て直したものは現在の国道に面した場所にありました。

 
◆舗装路から一転しダート道へ
かなり最近舗装されたと思われるアスファルトの道も峠の中腹あたりで突然終わってしまいます。
その先は、少々ハードなダート道の様相。注意しながら走ることとします。
ダート道は延々と続きます。右も左も森林。

 
◆軍谷峠へ・・・
見晴らしが良くなりました。まもなく峠であることを予感させます。
開けた場所ですから、景色はそれなりに良いのですが、道にはガードレール等は無く、道から外れればそのまま急斜面を谷底へ落ちていきそうです。

路面は、先ほどと違いソフトなダート道になりました。少しは走りやすいです。


 
◆軍谷隧道(軍谷峠)
軍谷峠です。
峠附近には昭和30年2月に竣工の軍谷隧道があり、そこを通過します。

このトンネル、こんな道にしては比較的新しいトンネルであり、昭和38年頃にこの道が二級国道(当時)である国道265号線に昇格して、新軍谷隧道が竣工する昭和47年までの間は国道利用されていた道なのです。

通った雰囲気では、今では山林の木を運び出すトラック位しか往来が無いのではないかと思われます。

トンネル内は幅員が狭く、離合は難しいようです。

軍谷隧道の南側です。

 
◆携帯電話の鉄塔
携帯電話用の鉄塔設備がありました。しかしこの辺の路面は最悪。路面が降雨時の雨水に流されて凹凸の凄い道となっています。

 
◆ダート道から舗装路へ
かなり下ってきたところでようやく舗装路となりましたが、雨天時に砂利などが雨水で運ばれてくるのでしょう、路面には砂利が沢山ありました。

画像左は下ってきた道を峠方面に望んでいます。
画像右は舗装路になった道を望んでいます。

この直後に国道と合流します。


 
◆国道265号線と合流
旧国道の軍谷峠の道は新軍谷隧道の南側に出て国道265号線と合流し終わります。
この先、宮崎県小林市までの区間は全線に渡り整備された道が続きます。
旧国道はありますが、通れなくなっているものが殆どのようでした。

 
軍谷峠は国道265号線の旧国道の中では国見峠の次に気になっていた峠であり、今回走行することができました。
走行に際し、この道はダート道であるという情報を入手し、無事に走り切ることができるのか?と不安もありましたが、何とか走りきれました。昔の国道はダート道であっても特に問題は無かったのかも知れませんが、現代を基準に考えるとダートの国道なんて凄まじいなぁ・・・と思うばかります。
まぁ、これが旧国道だからそこまでビックリすることはないのですが・・・。その昔は国道265号線の序章の峠であったことで、国道265号線が「酷道」という名に相応しい道であると改めて感じました。

 
本ページの記録
走行取材 2000/05/03
掲載   2000/05/15

 
※画像はSONY DCR-PC10で撮影したDV動画をAdaptec AHA-8920(IEEE1394カード)にて静止画取込みしたものです。デジカメ画像に比較して画質が劣りますがご容赦下さい。

※表示画像は160x120サイズですが、画像クリックすることにより640x480サイズのものが表示されます。


 
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